5.調整・修正〜完成

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色の調整・塗りの修正

14.色の調整・塗りの修正
 これで人物の塗りは全て完了しました。
 各レイヤーの色を調整していきます。Pixiaでは「画像」→「カラーバランス」から色の調整ができるので、赤を引いてみたり、緑を足してみたり、青をそのままにしてみたりします。
 今回は肌の色に赤みを少し加えました。ジャージも弄ったかな? 線画とオーバーレイの色も多少変えたと思います。まぁ、ここら辺はセンスです。
 あと、毎度のことながら髪の色が薄い気がするので、同じく「画像」→「明るさ・コントラスト」から明るさとコントラストを調整し、少し髪の色を暗くしました。
 塗りも修正します。塗り残しやはみ出しがないか細かくチェック。

背景の作成

15.背景の作成
 このままだと背景が透明なので何とかしましょう。
 その前に、レイヤーの数的に厳しくなってきたので、線画・ハイライト・オーバーレイ以外の塗りのレイヤーを結合してしまいます。「ジャージ」以下のレイヤーを「下位レイヤーの結合」で結合。この時透明色も結合します。
 結合する前に一旦保存しておくのをお忘れなく。一度結合してしまうと元に戻りません。ここから先の作業も別名ファイルにするといいでしょう。
 さて、これでレイヤーは下から、「塗り」「線画」「ハイライト」「オーバーレイ」の四枚になりました。
 一番下に新規レイヤーを「重ねる」で作成し、白に塗り潰します。これが背景レイヤーですね。この白いレイヤーに背景を描いていきます。背景白でもいいやって時はここで完成。お疲れ様でした。

背景の塗り

16.背景の塗り
 とは言ったものの、どんな背景を描きましょうかねぇ。
 ……考えるのも面倒になってきたので、ここは適当に葉っぱでも描いてごまかしましょう。ネット上にフリーで落ちていた葉ブラシを使って、スタンプの要領で葉っぱを四隅に描きました。四色くらい濃さを変えて重ねると綺麗。
 残りの白い空間が真っ白なままだと不自然な気がしたので、そこにやっぱりネット上にフリーで落ちていた水彩ブラシを使って、薄い水色で軽く塗りつぶし、ぼかします。
 全体的に光の感じも欲しかったので、一番上にもう一枚「重ねる」で新規レイヤーを追加して、そこに光を塗ることにしました。左上から光が降り注いでいることにして、「描画」→「トーンフィルタ」を選択、「任意の角度」を選んで、250°くらいに設定します。その状態で不透明度15くらいの薄さで薄い黄色を全面に塗りつぶすと……あら不思議! 左上から右下に向かってグラデーションを描くように光が均一に塗れました。ちょっと濃い気がするので、レイヤー自体の不透明度を50%に下げます。

仕上げ・完成

17.仕上げ・完成

 線画・オーバーレイと背景のレイヤーのカラーバランスをもう一度弄くって調整です。不透明度も弄りましょう。
 これで満足、という時はここで完成です。お疲れ様でした。
 今回はもうちょい手を入れたいのでもう一頑張りしました。「光」のレイヤーの上にもう一枚レイヤーを追加して、文字入れします。「描画」→「文字」で、適当に文字入れをして、完成です。

 ……頑張った割には「え、この程度?」みたいな仕上がりですが、これ以上どうしようもないので完成ということにします。レイヤーを全て結合し、お好みの画像形式で保存しましょう。お疲れ様でした自分!
 総制作時間は線画からだと十二時間ちょいだと思います。お世辞にも速くはないので、もうちょっとささっと描けるようになりたいですね。途中一回レイヤーを結合しましたが、しなかった場合の総レイヤー数は十三枚。まぁ多くもなく少なくもないでしょう。


 メイキングということで、あくまで講座ではありませんが、僕が日頃どんな風にイラストを描いているかという過程を少しでもお楽しみいただけたのでしたら幸いです。
 しっかし、メイキングだとしてもほとんど参考にならないのでは……今回のメイキングの中で何度「適当」という言葉が出てきているかと考えると空恐ろしいです。いかに日頃その場のノリで描いているのかが自分でよくわかりました。
 今度からはもう少し、意識的に絵を描こうかなと思います(笑)
 お付き合いいただきありがとうございました!



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